島田市川根町の足地蔵三光寺!地域に根ざした健康の守り神

島田エリア

足腰の痛みでお悩みの方、必見です!

島田市にある三光寺には、不思議な力があると
伝えられる足地蔵様が祀られています。

その昔、大井川で起きた出来事が由来とされる
足地蔵様にご利益を求め、多くの人々が訪れています。
今回は、そんな足地蔵様と、歴史ある三光寺の魅力をご紹介します。

三光寺足地蔵の由来

静岡県島田市川根町家山にある三光寺。

ここには、日本でも珍しい「足地蔵」が祀られています。
足の形をした地蔵菩薩は、足腰の病に悩む人々の希望の光となっています。

今回は、この独特な地蔵様の由来と、
地域の人々との深い結びつきについてご紹介します

三光寺の足地蔵には、興味深い由来があります。
昔、大井川の支流である家山川で、
ある村人が山仕事の際不運にも亡くなった方がおられました。

その方の片足が川に流れてきて、村人がその片足を拾ったといいます。

この不思議な出来事に、当時の住職が心を動かされ、
その足を丁寧に弔い、御霊をなぐさめたそうです。
この出来事がきっかけとなり、足の形をした地蔵菩薩が祀られるようになりました。

以来、この足地蔵は地域の人々に篤く信仰され
特に足腰の病に悩む人々の心の拠り所となっています

三光寺足地蔵の特徴

三光寺の足地蔵の最大の特徴は、その形状にあります。
通常の地蔵菩薩像とは異なり、文字通り人間の足の形をしています。

この珍しい姿は、訪れる人々の目を引き、
強い印象を与えます。
足地蔵は、腰から下のあらゆる病にご利益があるとされています。

そのため、足腰の痛みや不調に悩む人々が、遠方からも参拝に訪れます。

三光寺歴史と文化

夢窓国師とのつながり

1346年、夢窓国師が開山したといわれています。

夢窓国師は、鎌倉時代から室町時代にかけて活躍した臨済宗の僧侶で、数多くの寺を創建し、
日本の禅文化に大きな影響を与えた人物です。
なぜ三光寺とつながりが深いのか
夢窓国師が直接三光寺を創建したという記録はありませんが、三光寺には夢窓国師の
思想や作風が色濃く反映されているとされています。

寺宝

県指定文化財である寺宝の大般若経600巻は、南北朝時代の永和年間(1375〜79)に世の中の
乱れから仏様に救護を願い写経されたといわれています。

  • 大般若経600巻: 大般若経は、仏教の経典の中でも最も重要なものの一つです。
    南北朝時代の永和年間(1375〜79)に世の中の乱れから仏様に救護を願い
    写経されたといわれています。
    600巻という膨大な量の経典が、どのようにして三光寺に伝わったのか、その歴史をたどることは、仏教の歴史を探求する上で非常に興味深いことです。
    600巻もの経典が、何百年もの時を超えて三光寺に大切に保管されていると思うと、歴史の重みを感じます。
    これらの経典を前にすると、古代の人々の信仰心に思いを馳せることができます。

 

地域との結びつき

三光寺足地蔵は、単なる信仰の対象以上の存在として、
地域の人々の生活に深く根ざしています。

地元の方々は、日々の暮らしの中で
足地蔵に手を合わせ、健康と安寧を祈ります。

また、足地蔵にまつわる言い伝えは、
世代を超えて語り継がれ、地域の文化的アイデンティティの一部となっています。

また近くの家山駅はSLが通る大井川鐵道なので、
鉄道ファンの方にも見ていただきたいポイントです。
桜の開花時にはソメイヨシノを中心とした樹齢約80年の桜の木が「桜トンネル」となり、ピンク一色に包み込まれます。

桜トンネルのすぐ横を走ります大井川鐵道のSLの姿は
最適のシャッターポイントです

この独特な地蔵様の存在と
三十三番堂遊歩コースは約900メートルありハイキングコース
としても利用でき、頂上から見る景色は

市全体が見渡せまさに絶景ポイントでもありますので、
遠方からみえられる方たちとも地域のコミュニティの

絆を強める役割も果たしているのです。

参拝の方法

足地蔵に参拝する際は、まず手を合わせ、
自身の足腰の健康への感謝と、
これからの健康の願いを込めます。
多くの参拝者は、お供え物として足型の絵馬を奉納します。

これらの絵馬には、足腰の痛みの治癒や、健康な足での歩行を願う言葉が綴られています

まとめ

島田市川根町家山の三光寺にある足地蔵は、
その独特な形状と深い由来で、多くの人々の心を惹きつけています。

足腰の病に悩む人々にとっては希望の光となり、
地域の人々にとっては大切な文化遺産となっています。
この足地蔵の存在は、私たちに健康の大切さを
改めて考えさせるとともに、地域の歴史と文化の豊かさを感じさせてくれます。

足腰の健康に不安を感じる方はもちろん、
珍しい仏像に興味がある方も、
ぜひ一度三光寺を訪れ、足地蔵の不思議な魅力に触れてみてはいかがでしょうか。
きっと、新たな発見と心の安らぎを得ることができるはずです。

所在地

満家山 三光寺

電話番号
0547-53-2717
所在地
〒428-0104
静岡県島田市川根町家山823
開門時間
9:00 〜 17:00

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